推奨動作環境 (System Requirements)
R.Designを快適に利用するためのPCスペック要件です。用途とプロジェクト規模に応じて、4つのグレードに分類しています。
グレード別スペック要件
| グレード | 1. エントリー (Viewer) | 2. スタンダード (Standard) | 3. 推奨 (Performance) | 4. ハイエンド (Pro / Studio) |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | 外出先での閲覧・確認 プレゼン補助、小規模データ | 標準的な制作・実務 FHD操作、静止画パストレース | 快適な制作環境 4K出力、複雑な照明(Lumen) | 映像制作・VR・大規模開発 フォトリアルレンダリング対応 |
| GPU | iGPU (統合型) Intel Iris Xe / AMD Radeon | dGPU (エントリー) RTX 3060 / 4050 / 5050 | dGPU (ミドル) RTX 4060Ti / 4070 / 5060 | dGPU (ハイエンド) RTX 4080 / 4090 / 5070~ |
| VRAM | メインメモリと共有 | 6GB (必須) | 8GB - 12GB | 12GB - 16GB - 24GB |
| パストレーサー | × 利用不可 | △ 条件付き (FHD静止画のみ) | 〇 快適 (4K静止画 / 短い動画) | ◎ 完全対応 (8K / パノラマ / 長尺動画) |
| CPU | Core Ultra 5/7 Ryzen 7 8000番台 | Core i5 / Ryzen 5 | Core i7 / Ryzen 7 | Core i9 / Ryzen 9 Threadripper |
| メモリ (RAM) | 16 GB (必須) | 16 GB | 32 GB | 64 GB 以上 |
ラップトップ向けVRAM目安表 (Laptop GPU Guide)
ビジネスユーザーが持ち運び用ノートPCを選ぶ際、最も重要なのがGPUのVRAM容量です。 RTX 50シリーズ を含む現実的な目安は以下の通りです。
| VRAM容量 | 代表的なGPU型番 (Laptop) | 動作目安 |
|---|---|---|
| iGPU (メモリ共有) | Intel Iris Xe Intel Arc Graphics | △ 制限付き 軽量な「プリセットルーム」なら動作可能ですが、画質設定は「Low/Medium」必須です。高画質なプレゼンには向きません。 |
| 4GB | GTX 1650 / 1650 Ti RTX 3050 (一部モデル) | △ ギリギリ 標準的な部屋なら動作しますが、家具を大量に置くとクラッシュします。画質は「Medium/High」が限界です。 |
| 6GB | RTX 3060 / 4050 / 5050 RTX 3050 / Ti | 〇 標準 (Minimum) ビジネスデモの最低ラインです。多くの部屋を「High」設定で閲覧できますが、「Epic」設定は厳しい場合があります。 |
| 8GB | RTX 4060 / 5060 RTX 3070 | ◎ 快適 (Target) 現在のスタンダードです。コストと性能のバランスが良く、最も多くのユーザーに推奨されます。 |
| 12GB〜 | RTX 5070 / 4080 RTX 5080 / 5090 | ☆ 余裕 将来性を含めて安心です。フォトリアルレンダリング や動画制作も実用的です。 |
🚨
【重要】デスクトップ版とノート版は別物です!
同じ「RTX 4060」という名前でも、デスクトップ用とノートPC用(Laptop版)では性能が全く異なります。
- デスクトップ版: 電力を無制限に使え、冷却も強いため高性能。
- ノートPC版: バッテリーや発熱の制約で性能が抑えられています(VRAM容量も少ない場合があります)。
「RTX 4090搭載」と書いてあるノートPCでも、デスクトップのRTX 4090と同じ性能が出るわけではありません。必ず「Laptop GPU」としてのスペック(特にVRAM容量)を確認してください。
PCを買い替えるべきですか? (Upgrade Guide)
「今のPCで動くか不安」「買い替えるべきか」迷っている方へのアドバイスです。
1. 最新世代 RTX 50シリーズについて (New Generation)
2025年以降のノートPC向け GeForce RTX 50シリーズ は、VRAM帯域幅(速度)が強化されています。
| GPUモデル (Laptop) | VRAM (予想) | おすすめ理由 |
|---|---|---|
| RTX 5080 / 5090 | 16GB - 24GB | 最強の選択肢。デスクトップ並みの性能で、動画制作も余裕です。 |
| RTX 5070 | 12GB | ベストバランス。前世代の「70番台=8GB」の壁を突破し、12GBになることで寿命が大幅に伸びます。 |
| RTX 5060 | 8GB | 標準的な選択。VRAM容量は4060と同じ8GBですが、メモリ速度向上により読み込みや動作が軽快になります。 |
結論: 予算があるなら、VRAMが12GBに増える RTX 5070 Laptop が最も長く使える「正解」です。 コストを抑えるなら RTX 5060 / 4060 (8GB) でも十分快適に動作します。
2. とにかく今のPCで動かしたい (Intel Iris Xe / GTX 1650)
新しいPCを買う前に、まずは今の環境で以下を試してください。
- 軽量な部屋を選ぶ: 「Japanese Apartment」や「Simple Studio」などの軽量プリセットルームを使用する。
- 画質を下げる: 画質設定を「Medium」または「Low」にする。
- DX11モードを使う: トラブルシューティング を参照し、DirectX 11モードに切り替える(iGPUの場合)。
これで「クライアントへのデモ」という目的が達成できるなら、無理に買い替える必要はありません。
統合型グラフィックス (iGPU) での制限
Intel Iris XeなどのiGPUでも動作は可能ですが、以下の機能制限があります。
⚠️
iGPU環境での制限事項:
- Nanite: 制限されます(高負荷なため推奨されません)。
- MegaLights: 使用できません(ハードウェア性能不足)。
- 安定性: DirectX 12モードで不安定になる場合があります。設定で DX11モード への切り替えを検討してください。
ソフトウェア要件
- OS: Windows 10 (64-bit, 20H2以降) / Windows 11
- ドライバ: 必ずGPUメーカー(NVIDIA, AMD, Intel)の公式サイトから最新版をインストールしてください。Windows Update経由のドライバは古い場合があります。