画像レンダリング (Image Rendering)
R.Designで静止画(CG画像)をレンダリングする方法を解説します。 1枚の高品質な画像を出力するための、操作手順と画面の見方をまとめています。
1. レンダリングを実行する
レンダリングを開始する入り口は2つあります。
A. トップツールバーから
画面上部のツールバーにある 「画像レンダリング実行」 アイコン(絞り羽根のような形)をクリックします。 現在アクティブなカメラで1枚レンダリングされます。

B. カメラパネルから
右側の カメラパネル(カメラリストタブ)を開き、最下部の 「静止画をレンダリング」 セクションにある2つのボタンから選択します。

| ボタン | 動作 |
|---|---|
| アクティブカメラ | 現在表示中のカメラ1台でレンダリング |
| すべてのカメラ | カメラリストに登録されている全カメラを順番にレンダリング |
複数アングルを一気に書き出したい場合は すべてのカメラ が便利です。
リモートレンダリング
ボタンの上にある「リモートレンダリング」トグルをONにすると、ローカルPCではなくクラウド上でレンダリングを実行します。低スペックPCでも高品質出力ができますが、対応プランが必要です。
(to check: リモートレンダリングの対応プラン、課金体系、所要時間の目安)
2. プリセットから選ぶ
レンダリングを実行すると、まず「画像レンダープリセット」の選択画面が開きます。

プリセット一覧の見方
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | プリセットの種類(標準 / 通常 / パストレース など) |
| 解像度 | 出力ピクセルサイズ |
| 品質 | Preview / High / Custom など内部品質ランク |
| 説明 | サンプル数や用途のメモ |
プリセットの種類
| 種類 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| 標準 (Preview) | 軽量・高速。クイックに見た目を確認するため。 | 構図確認、進捗共有 |
| 通常 (High) | 標準より高品質。デフォルトの実用設定。 | 一般的な書き出し |
| パストレース (Custom) | 物理ベースで光を計算。最高画質だが時間がかかる。 | 本番カタログ・プレゼン用 |
パストレースのプリセットには「サンプル数: 空間32 × 時間2」のような注記があり、これが画質と所要時間に直結します(詳細は サンプル数の深掘り を参照)。
「画像エクスポート設定を個別に調整しますか?」
プリセット一覧の下にあるこの問いかけは、「プリセットそのままで進めるのではなく、今回だけ細かい設定を変えたい」場合のためのものです。 [手動設定] ボタンを押すと、次の手動設定画面に進みます。
3. 手動で設定する
プリセットでカバーされない条件(特殊な解像度、特定の品質モードなど)が必要な場合は、手動設定画面で細かく指定できます。
各項目の意味と推奨値は別ページで解説しています。
4. レンダリング進行中の画面
設定を確定してレンダリングが始まると、進行状況ウィンドウが開きます。

画面の見方
| エリア | 内容 |
|---|---|
| タイトルバー | ジョブ数と現在の進捗率 |
| 中央プレビュー画像 | 現在レンダリング中の画像のリアルタイム表示 |
| 「プレビュー・レンダー (低クオリティ)」ラベル | このウィンドウ内表示用のラベル(後述) |
| 全般 | シークエンス名、合計フレーム、経過時間、推定残り時間、パイプライン状況 |
| 現カメラ・カット | カット名、フレーム進捗、副サンプル数(例: 32/64)、カット状況 |
| レンダリング停止 | 中断ボタン(赤) |
「低クオリティ」表示は仕上がりとは無関係
プレビュー画像の下に 「(低クオリティ)」 と表示されますが、これはこのウィジェット内のリアルタイム表示用に画質を落としているだけです。 実際に書き出される画像は、プリセットや手動設定で指定したとおりの品質で進行します。表示が粗いからといって設定がおかしいわけではありません。
5. レンダリング済み画像リスト
レンダリングが完了した画像は 「レンダリング画像」リスト に蓄積されます。 ここから過去のレンダリング結果を確認・再利用・PCへエクスポートできます。
リストを開く
トップツールバーの 「レンダリング済み画像」 アイコンをクリックします。

リスト画面

| 要素 | 内容 |
|---|---|
| ヘッダー左 | 「レンダリング画像」タイトル + 「○枚の画像」枚数表示 |
| ヘッダー右 | 「すべてエクスポート」「リストをクリア」「× 閉じる」 |
| 各サムネイル | カメラ名 + レンダリング日時を表示 |
| サムネイル上のアイコン | アップロード / ダウンロード(個別エクスポート) / 削除 |
機能
| 機能 | 操作 |
|---|---|
| 個別ダウンロード | サムネイル上の「↓」アイコンから1枚だけPCに保存 |
| 個別削除 | サムネイル上の「ゴミ箱」アイコンから1枚だけ削除 |
| アップロード | サムネイル上の「↑」アイコンから外部にアップロード (to check: アップロード先の仕様) |
| すべてエクスポート | ヘッダー右のボタンから一括でPCに保存 |
| リストをクリア | ヘッダー右のボタンからリスト全体を空にする |
リストはセッション中の一時領域
このリストはアプリ内の 一時的な作業領域 で、永続的なライブラリではありません:
- 他の部屋(シーン)をロードすると、リストはリフレッシュされる(前のリストは消える)
- 「リストをクリア」 を押すとリストは空になる
画像を残すには 2 通り:
- レンダリング前に 手動設定パネルで「ディスクに保存」を ON にしておく → 完了と同時に自動保存
- 部屋を切り替える前にこのリストから手動でエクスポート
6. PCへエクスポート
レンダリング済み画像は、個別または一括でPCに書き出せます。
個別エクスポート / 一括エクスポート
- 個別: レンダリング画像リストの各サムネイル上の「↓ ダウンロード」アイコン
- 一括: リスト画面右上の「すべてエクスポート」
出力先ディレクトリ
デフォルトの出力先は以下です。
C:/RDesign/My RDesign Images出力先の変更は 設定(歯車アイコン)→ レンダリングタブ → 画像の出力場所 から指定できます。動画の出力場所も同じ画面に並んでいます。

| 項目 | デフォルトパス |
|---|---|
| 画像の出力場所 | C:/RDesign/My RDesign Images |
| 動画の出力場所 | C:/RDesign/My RDesign Movies |
関連ページ
- 詳細設定: 画像レンダリング設定(項目リファレンス) — 手動設定パネルの全項目を解説
- 画質を上げたい: レンダリング設定の極意 — フォトリアルを狙うためのレシピ
- サンプル数を理解する: Samples設定の深掘り
- 動画を作る: 動画作成
- エクスポート設定: エクスポート設定