レンズ設定 (Lens) — Zoom と FOV、焦点距離、F値
カメラの「画角」と「ボケ味」を決める設定。手動設定パネルの レンズタブ で操作します。

「Zoom」と「FOV」の関係 — 混乱しやすい論点
ユーザーからよく聞かれる「Zoom って何? FOV と何が違う?」の答え:
| 用語 | 何を指す? | 操作 |
|---|---|---|
| Zoom(ズーム) | ユーザー操作の名前。「画面を拡大・縮小する動作」 | マウスホイール(設定 > 入力タブ > 「マウスホイール・ズームを有効化」 が ON のとき) |
| FOV(視野角) | カメラパラメータの名前。「センサーが捉える角度」 | Zoom 操作の結果として変化 |
つまり 同じ現象の表裏:
ユーザー視点 カメラパラメータ視点
───────────────── ──────────────────────
マウスホイールを回す → Zoom = 焦点距離が変わる = FOV が変わる| Zoom 方向 | 焦点距離 | FOV | 見え方 |
|---|---|---|---|
| ホイール 下 = ズームイン | 長く(望遠) | 狭く | 遠くがアップで写る |
| ホイール 上 = ズームアウト | 短く(広角) | 広く | 広い範囲が写る |
💡
マウスホイール・ズームが効かない時
画面右下の歯車アイコン → 設定 → 入力タブ → 「マウスホイール・ズームを有効化」がON か確認してください。OFF だとマウスホイールで FOV/焦点距離が変わりません。
投影モード (Projection Mode)
| 選択肢 | 用途 |
|---|---|
| パース(遠近法) | 通常の3Dカメラと同じ遠近感のある描画。デフォルト |
| オルソ(平行投影) | 遠近感なし。設計図的な絵作りに |
(to check: 正確な選択肢名)
レンズプリセット (Lens Preset)
レンズ系のパラメータ(焦点距離・F値範囲・絞り羽根数等)を一括で切り替えるサブプリセット。

全 10 種類
| プリセット | 種類 | 画角の目安 | 特徴・用途 |
|---|---|---|---|
| カスタム… | - | - | 自分で全パラメータ指定 |
| 12mm Prime f/2.8 | 単焦点・超広角 | 超広角 | 建築外観、極端に広い部屋、ダイナミックな構図 |
| 30mm 単焦点 f/1.4 | 単焦点・広角 | 広角〜標準寄り | 室内全景、低照度時のボケ味 |
| 50mm 単焦点 f/1.8 | 単焦点・標準 | 標準(人の目に近い) | 自然なパース感、最も汎用的 |
| 85mm 単焦点 f/1.8 | 単焦点・中望遠 | 中望遠 | 家具のディテール、ポートレート的な圧縮感 |
| 105mm 単焦点 f/2 | 単焦点・望遠 | 望遠 | オブジェクトのアップ撮影 |
| 200mm 単焦点 f/2 | 単焦点・望遠 | 望遠 | 遠景の圧縮、屋外撮影 |
| 24-70mm ズーム f/2.8 | ズーム | 広角〜中望遠 | 標準的なズームレンジ、最も使い勝手良 |
| 70-200mm ズーム f/2.8 | ズーム | 中望遠〜望遠 | 望遠ズーム、室内では使いにくいが屋外で有効 |
| ユニバーサル・ズーム | 特殊ズーム | 自由 | デフォルト。焦点距離可変・最小〜最大の制約が緩い |
単焦点 vs ズームの使い分け
| 区別 | 単焦点(Prime) | ズーム |
|---|---|---|
| 画角 | 固定 | 範囲内で可変 |
| マウスホイール Zoom 操作 | 効かない | 効く(範囲内で焦点距離が変わる) |
| F値(明るさ) | 開放が明るい (f/1.4 等) | 開放が暗め (f/2.8) |
| ボケ味 | 強い | 控えめ |
| 使いどき | 構図を確定して撮る本番カット | 構図探索中・複数アングルを試したい |
おすすめ初期選択
| シーン | 推奨プリセット |
|---|---|
| とりあえず迷ったら | ユニバーサル・ズーム(デフォルト) |
| 室内を自然な画角で | 50mm 単焦点 f/1.8 |
| 室内全景を広角で | 30mm 単焦点 f/1.4 または 24-70mm ズーム f/2.8 |
| 屋外・建築外観 | 12mm Prime f/2.8 または 24-70mm ズーム f/2.8 |
| 家具のディテール撮影 | 85mm 単焦点 f/1.8 または 105mm 単焦点 f/2 |
現在の焦点距離 (mm)
| 値 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 16〜24mm | 広角 | 部屋全体を広く見せたい時。端が歪む |
| 35〜50mm | 標準 | 人間の目に近い自然な画角 |
| 85mm 以上 | 望遠 | 家具などをアップで撮りたい時 |
ズームレンズでは Zoom 操作でこの値が変化します。単焦点レンズでは固定。
最小・最大 焦点距離
ズーム可能な範囲。デフォルト値はレンズプリセットに依存。
カメラ絞り (F 値)
「絞りの開き具合」で、被写界深度(ボケ)と露出に影響します。
| 値 | 効果 |
|---|---|
| 小さい(F1.4 等) | 絞り開放 = 明るい・背景ボケ強い |
| 大きい(F22 等) | 絞り絞る = 暗い・全体にピント |
最小・最大 F 値
絞りの可動範囲(レンズ依存)。デフォルト 最小 F1.2 / 最大 F22。
絞り羽根数 (Aperture Blade Count)
ボケの形状に影響。
| 値 | ボケの形 |
|---|---|
| 5〜7 | 五角形〜七角形のボケ |
| 9 以上 | より丸いボケ |
デフォルト 7。
スクイーズ係数 (Squeeze Coefficient)
アナモルフィックレンズ のシミュレーション。横方向に圧縮された絵を撮る特殊レンズ用。
| 値 | 用途 |
|---|---|
| 1 | 通常レンズ(デフォルト) |
| 2 | アナモルフィック(映画的横長効果) |
二点透視図法 (Two-Point Perspective)
ON にすると 「縦線が垂直」を強制 する補正がかかります。建築写真でよく使われる技法(ティルトシフトレンズの効果)。
| 設定 | 用途 |
|---|---|
| OFF | 通常の三点透視 |
| ON | 室内・建築の正面撮影で縦線を平行に保つ |
二点透視補正強度
ON 時の補正強さ(0〜1)。
センサー水平 FOV
現在の水平視野角(度)。焦点距離・センサーサイズから自動計算される 読み取り専用 の表示値(または手動入力でレンズパラメータを逆算)。
| FOV値 | 効果 |
|---|---|
| 70° 前後 | 望遠寄り。家具のディテール撮影に |
| 90° 前後 | 標準。バランスよい見え方 |
| 120° 前後 | 広角。部屋全体を 1 枚に収めたい時。端が歪みやすい |
(to check: センサー水平FOV と焦点距離の双方向編集可否)