露出設定 (Exposure)
カメラの 明るさ を決める設定。手動設定パネルの最初のタブで、撮影結果に最も大きな影響を与える項目です。

⚠️
設定を誤ると「画面が真っ暗 / 真っ白」になります
特に「露出測光方式」を Manual にした状態で「カメラISO」や「シャッター速度」を極端な値にすると、何も写らなくなります。トラブル時はまず「明るさ自動調整(ヒストグラム方式)」に戻すと安全。
露出測光方式 (Exposure Metering Method) — 最重要
「カメラがどう明るさを判定するか」を決める。実質的にこの選択で運用方針が決まります。
| 選択肢 | 動作 | 推奨ユーザー |
|---|---|---|
| 明るさ自動調整(ヒストグラム方式) | 画面全体の明るさヒストグラムを分析して最適露出を自動算出。新UIのデフォルト推奨 | 全ユーザー |
| 自動露出(平均輝度方式) | 画面の平均輝度を測って自動調整 | クラシック方式 |
| 手動(Manual) | ISO・シャッター速度・F値を自分で指定 | カメラ経験者 |
→ 詳細な使い分け(各方式の内部動作、シーン別推奨値、EV100 の意味等)は 露出測光方式の選び方 を参照。
(to check: 「明るさ自動調整」と「自動露出」の正確な内部実装の違い。両方ともヒストグラム/平均輝度系の auto exposure と思われるが、メニュー上の正式名と挙動の照合が必要)
露出補正 (Exposure Compensation)
自動露出方式選択時の 微調整スライダー。「自動だと暗すぎる/明るすぎる」場合に上下する。
| 値 | 効果 |
|---|---|
| + プラス | 明るくする |
| 0 | 自動の結果そのまま |
| - マイナス | 暗くする |
手動モードでは「基準明るさからのオフセット」として効きます。
露出最小 EV100 / 露出最大 EV100
自動露出方式時の振れ幅の制限。
- 「明るすぎる」と判定される上限・下限を絞ることで、自動調整の暴走を防ぐ
- デフォルト: 最小 7 / 最大 13.5(明るさ自動調整時)
| シーン | 推奨範囲 |
|---|---|
| 室内のみ | 最小 7〜10、最大 13〜15 |
| 窓越しに屋外 | 最大 15〜17 まで広げる |
| 夜景 | 最小 5 以下まで広げる |
(to check: 各シーンの正確な推奨 EV100 値)
カメラシャッター速度 (Camera Shutter Speed, 1/s)
手動モード時のシャッター速度。値は 1/x 秒 の x。
| 値 | 効果 |
|---|---|
| 大きい値(例: 1/1000) | 短いシャッター = 暗い画。動きを止める |
| 小さい値(例: 1/30) | 長いシャッター = 明るい画。手ブレリスク |
デフォルト 60(= 1/60 秒)。
手動モード以外ではグレーアウト。
カメラ ISO
手動モード時のセンサー感度。
| 値 | 効果 |
|---|---|
| 低い値(例: 100) | 暗いが、ノイズが少ない |
| 高い値(例: 3200) | 明るいが、ノイズが目立つ |
デフォルト 100。手動モード以外ではグレーアウト。
露出設定の依存関係
「露出測光方式」の選択によって、編集可能な項目が変わります。
| 露出測光方式 | 編集可能 | グレーアウト |
|---|---|---|
| 明るさ自動調整 / 自動露出 | 露出補正、最小・最大EV100 | シャッター速度、ISO |
| 手動(Manual) | 露出補正、シャッター速度、ISO、F値(レンズタブ) | 最小・最大EV100 |
トラブルシューティング
| 症状 | 確認 |
|---|---|
| 画面が真っ暗 | 露出測光方式が Manual + ISO が低すぎる/シャッター短すぎる |
| 画面が真っ白 | Manual + ISO 高すぎる/シャッター長すぎる |
| 昼間は綺麗だが夜が真っ暗 | Manual で固定設定 → シーン切替に追従しない。自動露出に戻す |
| 動きの速い部分がブレる | シャッター速度が遅すぎる。1/250 以上に |
関連ページ
- 露出測光方式の選び方(深掘り)
- レンズ設定 — F 値 と露出の関係
- 手動設定(全項目) — 他タブとの位置関係
- プリセット管理 — 「明るさ自動調整プリセット」等