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画像レンダリング設定 (Image Render Settings)

画像レンダリングの 手動設定パネル に表示される各項目を、上から順に解説します。 プリセットから入って [手動設定] ボタンを押すと、この画面が開きます。

手動設定パネル

💡

プリセットで足りる場合は手動設定不要

まずはプリセットでの書き出しを試して、足りない場合だけここで個別に調整するのが効率的です。 → 画像レンダリング(操作手順)


画像形式 (Image Format)

書き出す画像ファイルの形式を選択します。

形式特徴用途
.png画像 [8bit]可逆圧縮・透過対応・標準的プレゼン、Web、一般用途(推奨)
.jpeg画像非可逆圧縮・ファイルサイズ小メール添付、軽量共有
.bmp画像無圧縮・大容量特殊用途
.exr画像HDR対応・高ダイナミックレンジ後処理(カラーグレーディング等)

レンダリングモード (Rendering Mode)

光と陰影の計算方法を選択します。画質を左右する最も重要な設定です。

モード特徴所要時間
デフォルト (Default)リアルタイム描画ベース。軽快。短い
パノラマ (Panoramic)360°全周をレンダリング。VR用。
パストレース (Pathtracer)物理ベースで光の反射を計算。最高画質。長い
🎯

フォトリアルを目指すならパストレース

「雑誌のような高画質」を狙う場合は パストレース を選択してください。詳しいレシピは レンダリング設定の極意 を参照。


ノイズ除去を使用 (Use Denoiser)

ノイズ除去(旧称: デノイザー)のオン/オフを切り替えるトグルです。 AIによってノイズをぼかして消す機能で、サンプル数が少なくても綺麗に見せられます。

状態効果トレードオフ
ON短時間でノイズが消える質感が少し丸まる(CGっぽくなる)
OFF質感の細部まで保たれるサンプル数を増やさないとノイズが残る

→ 詳しくは Denoiserの使い分け


幅 / 高さ (Width / Height)

出力解像度をピクセル単位で指定します。プリセット解像度から選ぶか、スライダーで任意の値に調整できます。

代表的な解像度

解像度名称用途
1280 × 720HDプレビュー、Slack共有
1920 × 1080FHD一般的なプレゼン
2560 × 1440QHD高精細プレゼン
3840 × 21604K UHDカタログ、印刷
5760 × 32405.7K大判印刷
7680 × 43208K UHD超大判
⚠️

解像度はVRAM消費に直結

4K以上のパストレースは VRAM 8GB 以下のPCではクラッシュする可能性があります。まずFHDで試してから上げてください。


名前 (Name)

レンダリング結果に付けるファイル名(拡張子を除く)。 空欄の場合は自動命名(タイムスタンプ等)されます。


アップスケーラー方式 (Upscaler Algorithm)

低解像度でレンダリングして、AIで指定解像度に拡大する技術の選択です。

方式提供元特徴
無効 (Disabled)-アップスケールせず、指定解像度でそのままレンダリング
FSRAMD製幅広いGPUに対応
DLSSNVIDIA製RTX系GPUでのみ動作・高品質
TSRUnreal Engine内蔵クロスプラットフォーム
📷

静止画では「無効」を推奨

アップスケーラーはゲーム(リアルタイム)でフレームレートを稼ぐ技術です。静止画では細部がモヤつくため、品質重視なら 無効 を選んでください。

Upscaler Algorithm: 静止画ではOFF


アップスケーラー品質モード (Upscaler Quality Mode)

アップスケーラーを使う場合の品質バランスを指定します。

モード内部解像度の比率仕上がり
品質 (Quality)高め仕上がり優先
バランス (Balanced)標準(デフォルト)
パフォーマンス (Performance)低め速度優先
超パフォーマンス (Ultra Performance)最低最速・品質低下大

アップスケーラー方式が「無効」の場合、この項目はグレーアウトされます。


レンダー品質 (Render Quality)

内部品質ランクの選択です。プリセットの「品質」列に対応します。

品質内容
プレビュー (Preview)軽量・最速。構図確認向け。
通常 (Normal)標準品質。
高品質 (High)デフォルトより高品質。
Customサンプル数等を個別指定できる(下記)

時間サンプル数 / 空間サンプル数 (Temporal / Spatial Samples)

パストレーシングで計算するサンプル数を指定します。

項目役割
空間サンプル数 (Spatial Samples)1ピクセルあたりに飛ばす光線の本数
時間サンプル数 (Temporal Samples)時間方向に重ねるフレーム数

合計サンプル数 = 空間 × 時間 で、これが大きいほどノイズが消え画質が上がります。

合計サンプル目安
64 (32×2)デフォルト。プレビュー用。ノイズ多い
512 (32×16)実用十分。ノイズ除去 ON 推奨
2048 (64×32)究極の質感。ノイズ除去 OFF 可能
ℹ️

パストレース以外ではグレーアウト

「レンダリングモード」がパストレース以外、または「レンダー品質」が Custom 以外の場合、これらの項目は編集できません。

→ 詳細な理論は Samples設定の深掘り


スクリーンパーセンテージ (Screen Percentage)

レンダリング解像度を出力解像度の何%にするかを指定します(0〜100)。

効果
100出力解像度どおりにレンダリング(推奨
50〜90低解像度でレンダリング → 引き伸ばし。速いが画質低下
⚠️

静止画では必ず 100

100未満にすると細部がモヤつき、線がピクセル状になります。アップスケーラーと組み合わせる場合のみ意図的に下げる用途があります。


ディスクに保存 (Save to Disk)

トグルONで、レンダリング完了と同時に 出力フォルダへ自動保存 します。手動でエクスポート操作をしなくてもPCにファイルが残ります。

状態挙動
ONレンダリング完了と同時に出力フォルダへ保存。同時にアプリ内のリストにも追加される。
OFFアプリ内の「レンダリング画像」リストにのみ保持。残したい場合は別途エクスポート操作が必要。
⚠️

OFFのまま部屋を切り替えると消える

「レンダリング画像」リストは部屋(シーン)を切り替えるとリフレッシュされます。OFFで運用する場合は、部屋を変える前に必ずエクスポートしてください。

レンダリング済み画像リスト


マテリアルIDをエクスポート (Export Material ID)

トグルONで、レンダリング画像とは別に「マテリアルID画像」も書き出します。 マテリアルIDは、各オブジェクトを色分けした合成・後処理用のマスク画像です。

(to check: 出力ファイル名の規則、対応フォーマット)


出力ディレクトリ (Output Directory)

書き出し先のフォルダパスです。この手動設定パネルではなく、設定(歯車アイコン)→ レンダリングタブ → 画像の出力場所 から指定します(プリセット単位ではなくアプリ全体の共通設定)。

デフォルト:

C:/RDesign/My RDesign Images

→ 詳細とスクショは 画像レンダリング: 出力先ディレクトリ を参照。


プリセットを作成 / 更新

画面下部のボタンで、現在の設定を 新規プリセット として保存、または 既存プリセットを上書き できます。 よく使う組み合わせを保存しておけば、次回から手動設定を経ずに呼び出せます。


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